人気ブログランキング | 話題のタグを見る
TITLE008  <4日目その2>ナムチェ・バザールで高山病か!?

トレッキング2日目つづき。


アタマがいたい。。。。


動くたびに鋭い痛みが走る。
高山病の症状なのだろうか。
しかし、この程度の高度(ナムチェ3446m)でも高山病になるのか!?
奥穂高(3190m)でも高度障害なんてでなかったのに。
やはり昨晩飲んだビールがいけなかったのだろうか。。。
それとも行動中の水分摂取量が少なかったのだろうか。。。
休まずに高度を上げたのがいけなかったのだろうか。。。
あるいは、その全部が原因なのだろうか。。。

とにかく、イタイ。
まいった。
ムムムムム。

しかし、ガイドのテジーには内緒にしておく。
超がつくマジメなテジーに頭が痛いなんて言おうものなら、
大騒ぎになって下山させられるかもしれない。
ちなみにヨメはケロリとしている。


ナムチェに到着したわれわれは「ブッダロッジ」という
ありがたい名前のロッジに宿をとる。
ブッダロッジのスタッフはみんな20代の若者だ。
とてもフレンドリーで、活気がある。
建物自体は古いが手入れがきちんと行き届いており、
トイレも安心してできる。(←コレ重要!)
案内された2階の部屋からは、
ナムチェ入口のチョルテンとコンデ・リ(6187m)が見える。
最高のロケーションだ。
僕もヨメもこのロッジがすぐ好きになった。

部屋に荷物を置き、
1階の食堂で昼食をとる。

◎ダルバート・タルカリ(ネパールの定食)
◎ブラックティ(ミルクなしの、いわゆる紅茶。ネパールで「ティ」といえば、ミルクティを指す。)

昼食後、すぐ近くにあるという、
シェルパ族博物館へ向かう。
すぐ近くと言いながらも、結局30分ほど登る。
やはり酸素が薄くすぐに息があがる。
地元シェルパたちは口笛吹いて走って追い越して行くのに(笑)

博物館から戻り、
すこし昼寝をする。
あとから知ったことだが、
高山病に昼寝は御法度らしい。
寝ることによって呼吸数が減り、
より一層高山病の症状を招くようだ。
こうして、なるべくして、いよいよ、高山病にかかったようだ。(汗)

昼寝を終え、
イタイアタマをかかえ、
散歩に出かけることにする。
ナムチェ・バザールは
古くチベットとネパールの交易の中心地であり、
標高3000m以上ながら、
クーンブ地方一の大きな村として栄えている。
村にはインターネットカフェ、ベーカリー、郵便局などもちゃんとある。
カフェのスピーカーからは「レッチリ」だって流れている(笑)。

そしてナムチェ・バザールの名が示すように、
今も定期的に市場が開かれる。
市場好きのわれわれにとってはこの定期市を見ることも、
本トレッキングの大きな目的。
市場開催日にあわせてナムチェに到着するようにあらかじめ日程を組んだのだ。

思っていたほど広くない市場会場(もちろん青空市場)では
ところ狭しと商人たちが商品を並べている。
ナムチェよりももっと標高の高い村からの商人・客も多く、
いまだに物々交換による取引も行われているようだ。
商品は、野菜、米、肉(生きたニワトリも!)、調味料、食器、日用品など、
生活に必要な商品ばかり。
ツーリスト向けの商品はない。
それでも市場の様子は、
山岳地でたくましく暮らす人々のリアルな生活が垣間見えるようで楽しい。
あらためて異国の地にいることを実感させられる。
テンションがあがる!

あたりが暗くなってきて、
露天商たちも、
「ボチボチ切り上げるっぺよ。」
的な空気になってきたので、
われわれもロッジへ戻ることに。
帰りぎわ、ふと見上げると、
月夜に照らされたMt.タムクセルがぼぉっと浮かび上がっている。
まるで、ライトアップされているようだ!

ロッジへ戻ると、
食堂はヨーロッパ人トレッカーでにぎわっている。
みんな目が合うと、
「グド、イブニーング!」
「ナマステー!」
「ハーイ!」
と話しかけてくれる。
英語が話せないわれわれは笑顔でナマステ!と返す。
みんなとてもフレンドリーでやさしい。
山好き=イイヒトの方程式は
万国共通なのだ。

昼のうちに注文しておいたおかげで、
早速食事が運ばれてくる。
今晩の夕食は、

◎チョウメン(焼きそばのようなもの)
◎マッシュルームピザ(マッシュルームはキノコの総称として使われているらしい)

食事が運ばれてくると、
チョウメンのいいにおいにヨーロッパ人トレッカー達が
「そいつは何だ?」
と、一斉に聞いてくる。
どうやら、ヨーロッパ人トレッカー達は食べ物に苦労しているようだ。
皿の上に食べ物を残している人が多い。
僕らも彼ら同様、外国人とはいえ、
大きなくくりで言えばネパール人と同じアジア人だ。
だからなのか、
食べ物にはさほど違和感を感じない。
ネパール料理、チベット料理何を食べてもウマイ。
(単に、食うしんぼうなだけかもしれないが)
食事の心配をして、
インスタントのみそ汁やふりかけを持ってきたが、
この先も出番はなさそうだ。

食後のブラックティを飲み、
部屋に戻る。
洗面器にもらったお湯でカラダを拭く。
いくぶんサッパリし、
寝袋にもぐって眠る。

トレッキング3日目につづく


TITLE008  <4日目その2>ナムチェ・バザールで高山病か!?_c0228867_2224167.jpg





























最高に居心地のいい、ブッダロッジ!また行きたい!



TITLE008  <4日目その2>ナムチェ・バザールで高山病か!?_c0228867_223354.jpg





























昼寝しすぎでにぎわいのピークを逃した、市場。



TITLE008  <4日目その2>ナムチェ・バザールで高山病か!?_c0228867_22261429.jpg





























たそがれ時のブッダロッジ外観とMt.コンデ・リ



TITLE008  <4日目その2>ナムチェ・バザールで高山病か!?_c0228867_22327100.jpg





























ナムチェでは山もライトアップ!(ウソ) 月明かりに照らされるMt.タムセルク。



TITLE008  <4日目その2>ナムチェ・バザールで高山病か!?_c0228867_2235554.jpg














ブッダロッジのご飯はおいしい!(写真を見るだけじゃ疑われそうだけど・・・ホントにウマイ!)
by tkdyz | 2009-11-26 22:13 | 2009/ネパール旅
<< TITLE009  <5日目>... TITLE007  <4日目そ... >>